農夫こさいたろう便り 18/12/18-

北巨摩〈きたこま〉の今

師走もあっという間に後半となり、今年も残りわずかとなりました。下は富士山、右は八ヶ岳の写真です。ともに雪を被る頂です。一旦グッと寒くなり、少し緩み、また年末に寒波が来ると予報されています。徐々に冬本番となるものと思います。

今年は、異常に暑い夏、毎週のようにやってくる台風。山梨に大きな被害はありませんでしたが、全国では大きな傷跡を残しました。その後、朝晩の寒さはいつもより早くやって来て、晩秋の野菜は甘みが乗り、例年以上のおいしさになりました。お天道様のご機嫌に一喜一憂の毎日、大変なこともありますが、まじめにやっていれば時に恵みを与えてくれるものだなぁ、と実感しています。

※ 南アルプス・八ヶ岳山麓のエリアは町村合併を経て今は北杜市〈ほくとし〉の地域になりますが、昔は北巨摩と呼ばれていました。

〈実験農場〉 Kosai Farm

〈 農夫の備忘録 〉

今年は小麦栽培に失敗し、その影響で大豆の種まきが遅れ、雑草処理もうまくいかず、大幅な減収となりました。そんな中でも初秋に、辛うじて「枝豆」の収穫ができたことは、不幸中の幸いでした。減収となったため今年は、足踏み脱穀機〈写真〉などを仕入れまして、収穫から脱穀、風選まで、最低限の機械の力を借りながら、すべて手作業で進めています。江戸時代な感じです(笑)焦らず、少しずつ進めています。いい経験だと自分に言い聞かせています。今年の失敗を踏まえ、来年以降、大豆栽培の拡大と機械化の研究を、この冬にしてみようと思っているところです。

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