甲斐駒の恵み「応援団プラン」
2023 野菜たまご定期便のご案内チラシ
甲斐駒の恵み「野菜たまご定期便」
2月のご挨拶〈令和5年 2023年〉
北巨摩〈きたこま〉の今 ・〈新規就農者〉 Kosai Farm
年が明けたと思ったら、もう立春です。時の経つのが年々早くなっているように感じます。1月は、私の年齢カウンターが一つ回る月でありまして、53歳になったことが大いに関係しているようにも思います。人生の大先輩の皆さんには「まだまだ若い」と励まされますが、心身ともに小さな不具合が増えてきています。現実を受け入れてうまく付き合っていかねばならないと思うこの冬です。
さて、この1月は多くをみそづくりにあてました。昨年までは毎土曜日にやっていたのですが、正月明け、厳寒の時期は他のしごとがそんなにはかどらないので、思い切って集中して作業することにしました。前日に大豆を水に漬け、早朝より煮上げ、つぶして、麹と混ぜ合わせ、樽に詰めていきます。写真がその工程の一部になります。そんなに難しいことはない単調な作業なのですが、多くの皆さんに「おいしい」と褒めて頂けるみそなので、やりがいがあります。暗いうちから起きるのは少し辛かったですが、この冬に予定していた量、無事に仕込み終えました。しっかり発酵・熟成させ、来冬に開封します。どうぞご期待ください。
寒い冬の間は、今年の作業計画を立てたり、中長期的な取り組みを考えたりする時間でもあります。私が今考えている農作業計画は… 昨年うまくいったお米、にんにく、玉ねぎは同じように収穫できるよう取り組みます。味噌の原料でもある大豆は、サルに食べられ散々でしたので、目標の収穫量が確保できるように対策します。失敗したやまといもは、いもがあれば必ずまた芽を出すはずなので、昨年の畑をそのままにしてみることにしました。県の農務事務所の担当官の助言もあり、賭けてみます。もう少し寒さが緩んだら、年末までに間に合わなかった畑の整理、マルチシートはがし、ハウス内の整理などを行って、その後、玉ねぎへの追肥やトラクターでの耕耘作業を進めていく予定です。今年も頑張ってみます。
中長期的な取り組み、いろいろ思いを巡らせているのですが、今最も強く思っているのは、ご好評いただいている「てづくりみそ」の仕事をもう少し広げられないかということです。具体的には、今は甲府の老舗店にお願いしている「麹づくり」を自前でできないかという内容です。老舗の五味さんも「やるなら力を貸すよ」と言ってくれているので、この1年、「麹づくり」が自前でできるかどうか模索してみるつもりです。
平飼いたまごの徳光さんとたおファームさんは、厳寒の中、たまごとりや鶏の世話に日夜勤しんでいます。野菜作りの皆さんは、レタスの苗づくりなど、春作に向けた準備をすでに始めています。今年も、安心・安全の新鮮野菜や平飼いたまごを皆さんにお届けして参ります。引き続きまして、何卒よろしくお願い申し上げます。
自然栽培米・てづくりみそ、定期的にお召し上がり頂ければ嬉しいです。たくさんあります。ご注文お待ちしています!
※ 南アルプス・八ヶ岳山麓のエリアは町村合併を経て今は北杜市〈ほくとし〉の地域になりますが、昔は北巨摩と呼ばれていました。この響き、僕は何となく好きなので、使わせて頂きます。
新年のご挨拶 〈令和5年 2023年〉
あけましておめでとうございます
旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました
本年も、何卒よろしくお願い申し上げます
昨年も、多くの皆様に私どもの農産物をお届けすることができました。誠に有難く、心より感謝申し上げます。また、野菜たまごBOX 甲斐駒の恵み の生産者の皆さんは、例年通り、質の高いオーガニック野菜や平飼いたまごを生産してくれました。いつも同じように生産することは、想像以上に難しいことです。それを淡々とこなしている仲間に私は心から敬意を表しています。本年も、新鮮で質の高い、安心して食べて頂ける野菜やたまごを皆様の食卓にお届けして参ります。引き続きましてご愛顧賜れば幸甚に存じます。
一方、私 小齋太郎の耕作は試練の年でした。春には田植え機が壊れ、夏には病で伏せってしまい雑草処理が間に合わず、秋の収穫期にはイノシシ、サル、ネズミ、野生動物による被害が相次ぎました。正直、かなり参りました。今後の営農は継続できるのか、真剣に悩み、今に至っています。ただ、今年にすぐ行き詰まってしまうわけではないので、無い頭を捻りながら、今年も頑張ります。
昨年末は東京で、3年ぶりに望年会を開催いたしました。時節柄もあり4回に分けて開催し、30名を超える皆様にお集り頂きました。久しぶりに旧交を温め、リアルに交流することの楽しさを実感いたしました。写真は、会場の一つだった新橋の鰻老舗「鳥かど家」さん前での息子の記念写真です。嬉しくて少しはしゃぎすぎ、三が日は寝正月になってしまったのが誤算でしたが…。今年は、しばらくお休みしている「白州の味を楽しむ会」もやってみたいと目論んでいます。定期便のお客様とリアルに交流できる会にできればと思っています。
父子生活も7年目。大晦日、正月の食事をチャチャっと作りました。我が家の雑煮、筑前煮、好きなものだけのおせち〈並べるだけ〉、刺身〈切るだけ〉という感じです。少しだけ手早くできるようになりました〈自画自賛ご容赦を 笑〉。玄関の松飾は、今年も懇意の大工さんに頂戴致しました。冒頭の写真です。古家には不釣り合いですが、素敵です。
冬の畑にはにんにくと玉ねぎ。無事に冬を超えてくれるよう祈っています。
遠い春が待ち遠しいこの山里で、今年も頑張ってみます。
変わらぬご厚誼を賜れば幸いです。
小齋 太郎
限定!朝採れ!春の野菜たまごセット 5/6 10セット
いつもお世話になり、ありがとうございます。
新型コロナウイルスの感染拡大で大変な事態になってしまいました。少し長期戦を覚悟しなければならないような状況です。うつらない、うつさないを常に考え、何とか乗り切りたいです。
さて、そんな中でも季節は巡り、大地は何事もないかのように農作物を育んでくれています。この春も、美味しい野菜が出始めています。
この春の実りと平素のご愛顧に感謝して、5月6日お届け限定、10セット限定で、「朝採れ!野菜たまごセット」を「特別価格」にてお送りいたします。ステイホームの状況が続く中、食卓にお使い頂ければ嬉しいです。
限定!「朝採れ!野菜たまごセット」
野菜7パック、平飼いたまご6個入り(にんじん、ごぼう、こかぶ、ほうれん草、小松菜、青梗菜、レタス類〈予定〉)
通常価格 4,000円 を
特別価格 2,980円 にてお届け。
さらに、定期便ご予約のお客様、同時に定期便をご予約下さるお客様には
特別な特別価格:2,480円
にてお届けいたします。
この機会にぜひ、甲斐駒・八ヶ岳山麓の春の味、お楽しみ下さい。
お申し込みは、以下のフォームに、お名前・郵便番号・ご住所・お電話番号・お届けご希望時間帯(午前、14-16時、16-18、18-20、19-21)をご記入のうえ、ご送信ください。
公式サイト・お申込み等フォームはこちらです
https://www.kosaioffice.com/?page_id=4088
ご注文を心よりお待ちいたしております。
甲斐駒の恵み:小斉太郎
追記:月1回、月2回、毎週お届けの「野菜たまご定期便」をお申込み頂ける場合は、下記のフォームをご利用頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。
みそ工房づくり
実は今、来冬に向けて「みそ工房」を作っています。保健所の許可を得るために、自宅と別棟の作業場を自前改装中です。毎週火曜日を作業日に充て、順次進めています。
一部の床を張り直し、その上に床材の長尺シートを張り、その後、水道やガスなどを引き込み什器を設置という流れです。
今年も大豆を栽培するので、その大豆で味噌を仕込む予定です。さて、うまく味噌仕込みまでたどり着くのか。乞うご期待。
今後も、進捗状況をご報告する予定です。
【4/14の工程】
4/7 荷物搬出作業の後、古い畳をはがし、針葉樹合板を敷きました 👇
合板を敷いた後、なるべく水平を取りながら根太をしきました 👇
その上に、さらに合板を敷いて、床張り終了 👇
合板をカットするコサイ 河童度合いが進んでいてショック 👇
根太をビスどめするコサイ 👇
息子も手伝ってくれました ビス止めは息子の方がうまいかも👇
Kosai Farm 生産者インタビュー
いつもお世話になり、ありがとうございます。
新型コロナウイルス感染拡大、日本のみならず、全世界が未曽有の危機を迎えています。一人ひとりが感染しない、感染させない行動をとるしかないように思います。早期の終息を願うばかりです。
そんな中ではありますが、甲斐駒・八ヶ岳山麓では、春の野菜の準備が着々と進んでいます。幸い、野菜たちにはウイルスは影響を及ぼさないので、生産者の皆さんが丁寧に育て、朝晩の寒さに耐えながら、少しずつ大きくなっています。自然の恵みをその体にたっぷり蓄えています。
「野菜たまご定期便」を5月より再開します。今年も「とれたて・旬の味を皆さんの食卓に」という思いで、お届けいたします。
生産者の皆さんへのインタビューをお読み頂きながら、春の恵みの到着をお楽しみになさって頂ければ嬉しいです。
【インタビューの質問内容】
① 春の野菜、準備の様子などを教えて下さい
② 今年の抱負を教えて下さい
③ 新型コロナウイルスの影響はありますか
畑山さん(4/5 インタビュー)
① 冬の間の気候は問題ありませんでした。ただ、暖冬の時は虫が多く出ることがあるので注意します。レタスや小松菜、大根、キャベツ、ブロッコリー、スナップエンドウなどを準備しています。
② 地域の方々を雇用し(現在5人ほど)、共に働くスタイルにもう少し慣れたいと思っています。また、地域の林業者と一緒に取り組んでいる落葉堆肥づくりをコツコツ進めたいと思っています。
③ 大きい取引先がどのような影響を受けるのか、少なからず不安があります。人と接触せずに野菜を売買できる「宅配」の拡大も考えたいと思っています。
杉浦さん(4/5インタビュー)
① 寒暖の差が激しすぎて、ほうれん草が早く大きくなりすぎたり、キャベツの冬越しがうまくいかなかったりしました。ただ、春作は順調で、5種類のレタスに小松菜、青梗菜、水菜、スナップえんどう、ニンジン、キャベツなどを準備しています。
② フランスの農村で目にした「ぶどう棚の下のテーブルで食事」のイメージを少しずつ具現化したいと思っています。コメやみそも作り、小さな鶏舎も作り、循環型農業が見える場所を作っていきたいと思っています。
③ 自分らしい活動、飲食店とのコラボを考えていましたが、全くできなくなってしまいました。百貨店でのイベントなども中止となり、今はとにかく野菜を作るしかない、と思っています。
阿久津さん(4/7 インタビュー)
① 9月中旬収穫予定のごぼう・人参、晩秋の長いも、これらの準備に入っています。そろそろごぼうの種まきをはじめ、5月上旬の長毛絵付けに向けて畑の準備に入っています。
② 昨年、形のいい長いもを多く収穫することができなかったので、今年は形のいいものをより多く収穫できるよう頑張りたいと思っています。また、自家採取の種いもをより多く確保できるように取り組みたいと思っています。
③ 冬の間は直売所の売れ行きがよかったのは、家で食事をする方が多くなったからかもと思っていました。今は、黙々と生産活動を続けていくのみです。
徳光さん(4/9 インタビュー)
① (5月以降も引き続き、元気いっぱいのにわとりからのめぐみ、平飼いたまごをお願いします)
② 目の行き届く小さな養鶏を営みながら、地域の人たちと3人で本格的に米を作ります。春から夏に米を作り、秋の稲刈りの後は狩猟を行い、春には田んぼの準備、という一年のルーティーンが定まりつつあります。
③ 飲食店からの注文がなくなっています。今年から始める予定の宿泊体験農園の予約もあったが、キャンセルになり、影響は大きいです。
竹内さん(4/9インタビュー)
① レタス、キャベツ、かぶ、青梗菜、水菜、小松菜、ルッコラなど、順調に準備を進めています。ただ、葉物野菜については、寒の戻りで霜にあたってしまったため、一部播きなおしをしました。何年たっても、天候の見極めが難しいです。
② 秋の葉物野菜、どうしても雑草に負けてしまうことが多いので、透明マルチを活用して太陽熱で雑草を抑えるようにしたいと思っています。また、落葉堆肥を活用して硝酸体窒素を減らして野菜のえぐみを抑えることにも取り組みたいと思っています。
③ スーパーや生協などへの出荷については今のところ影響はありません。ただ、有機JAS認証の検査や生産者の集まりなどが延期になっていて、心配しています。
桜の見頃も終わります
甲斐駒ヶ岳・八ヶ岳山麓は桜の名所がたくさんありますが、今年はどこもひっそりしていた様子です。私も花を見に行く気分にはならず、先週、仕事の途中、写真だけ撮りました。例年と同じように、何事もなかったかの如く、見事に咲き誇っていました。早く日常が戻りますように。
2020/04/09 眞原の桜並木
2020/04/06 甲斐駒ヶ岳と農道の桜