こさいたろうの視点・論点 0073
2018/12/02
原さんの監督復帰と巨人の病気再発
巨人ファンの方、ごめんなさい。まず謝っておきますね。でも、どうしても黙ってはいられないです。
巨人の監督に原氏が戻り、昔の巨人に逆戻り。金さえ出せば何でもありなのか。日本の野球界で巨人は特別、常に優勝争いをしなければならない、故に、欲しいものは何でも手に入れていいと。
広島三連覇の大功労者、この数年は年を追うごとに進化し続けた丸選手が、巨人にFA移籍することが決まった。FAは選手の権利でもあるので一概に否定はできないし、丸選手を批判することもあたらないかもしれない。しかし、それにしても、原・巨人のやり方はどうなのだろうか。
丸が守っているセンターには、今年大きく成長した生え抜きの重信がいる。さらには、数年前日ハムから獲った陽岱鋼もいる。外野手という枠で言えば、昨年中日から主砲ゲレーロを獲った。思うように働かなかったが、その代わり亀井、長野というベテランもそ外野手が気を吐いた。そんな中での、巨額を投じての丸獲得である。
丸以外にも、西武から捕手・炭谷をFAでとった。巨人には強肩の小林、長距離砲の大城、それに宇佐美という三人の捕手がいて、さらには阿部も来期は捕手復帰と言っている。そのような環境で捕手の補強は必要なのか。
そして、さらにはオリックスからベテラン中島をFA補強。今の巨人にどうしても必要な選手のようには、僕には見えない。原辰徳のやりたい放題。あれもこれも欲しい病。かつての長嶋監督にも似ているが、長嶋監督は落合、清原など一点豪華主義だったような気がする。なので、原は長嶋以上に強欲に映る。
すでに、巨人はプロ野球界の盟主ではなくなっている。球団がホーム球場のある地域にしっかり根を張るようになってきた。それによりパリーグも大いに盛り上がってきている。ネット社会の進展とともに、好きな球団の試合を自由にみられるようになった。もはや、地上波・日テレ系列で巨人戦しか見られない時代は終わっているのだ。
巨人に原監督。平成も終わろうとしている今、時代遅れの昭和を背負って再び登場したように僕には見える。
もはや巨人がなくてもプロ野球は成り立つ。プロ野球の関係者やファンはそのことを原さんに教えてあげるべきだ。カネに糸目もつけずに補強しても無意味なことを。そのためには来期、11球団は総力を挙げて巨人をつぶしにかかるべきではないだろうか。それによって本当に新しいプロ野球の幕が、新たな元号とともに始まるような気がする。
ついでに、巨人にそんなにカネをつぎ込める読売新聞社を含め、第四の権力といわれるマスコミ業界についても、僕たち日本人はしっかりとチェックし、改革を促していくことが必要なのではないだろうか。
農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)
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