こさいたろうの視点・論点 0131
2020/03/15
今日から、実質的春休み突入 💦
(2020.03.02 facebookに投稿)
学校だけが全国一律に、しかも唐突に閉鎖されることには強烈な違和感がある。保育園、学童クラブは通常どおりなのに。田舎にいるからわからないけど、満員電車はどうなのか。首相の思い付きのようにも見えてしまう。
息子の学校は私学なので、要請を丁重にお断りすることもできたはず。普段、現政権に批判的な姿勢を比較的隠さずにいる学校なのに。普段は、もう少し中立的でもいいのかなとも思うけど、こんな時こそ安倍首相の「要請」が本当に妥当か、覚悟を持って判断してほしかった。
自治体によっては、ひとり親家庭や、どうしても子供を一人で家に置けない家庭のために学校を開けるというところもあるよう。各家庭、保護者が登校するかしないか判断する、という選択肢もあったのではないか。任意登校というらしい。
息子の所属するテニスのスポーツ少年団も、3月中の活動自粛を決定。親御さんたちと話すと、どう過ごさせようか、皆さん悩んでいる。結局、広場に集まって遊んだり、公園に行ったり。これもダメなのか、家に籠っていなきゃいけないのか。それなら、学校という場所に極力外部からの出入りを制限し、そこを居場所にしたほうがいいのではないか。
今が医学的に、公衆衛生的にどんな状態なのか、本当のところを私は知らない(私のようなド素人にも正確に理解できるように伝えるのが政府の責務と思うのだが…)。爆発的な拡大をさせないために極めて大事な時だという。それなら、小中高の閉鎖を「要請」するといった、逆にそれくらいの対応でよいのだろうか。要請して、あとは自治体任せ、という生ぬるい対応でいいのだろうか。
「今は批判している時でない、力を合わせて難局を乗り切るべき」という論がある。批判に終始することはダメだが、批判も含め、あらゆる意見を述べる、声を上げることで、政府に誤りがあれば軌道修正させることは絶対に必要だ。
言論の封殺、統制、非常時を理由にした指導者への服従強要は、まさに日本が強烈に省みなければならない先の「戦争への道」と重なる。
親しい人にも、全く異なる受け止めがある。例えば、ずっと気にかけてくれている大学時代の先輩は安倍首相の判断に賛成の立場、むしろ称賛する発信をされている。尊敬する先輩なので、心が揺れる。
それでも、声を上げること、異なる意見に耳を傾けること、忘れてはならない。むしろ、このようなことを契機に、健全で冷静な議論、異論を受け止める姿勢を取り戻さねばならない。
「あー、いきなり春休みかー」、とだけぼやくつもりが、長々書いてしまいました。
これから、早朝スーパーに買い物に行った後、10時から臨時のお仕事。流行りの在宅。こちらはちょっと興味深いので、少し楽しみ ☺
農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)
今の社会や政治に対して思うことを書き、発信する活動「こさいたろうの視点・論点」を始めています。
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